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虹色


「海が大すきなんだよね」ってナナが言う。


僕も海は大すきだけど、そんなに毎回海に来たいとは思わない。

ナナはなんでそんなに海が好きなんだろうか。


「寝転がってね、雲を眺めるのも気持ちいいよ」


ってまたナナが微笑む。


ナナは僕より年上なはずなのに・・・・めちゃくちゃハジケタことを言う。

そう、まるで「どうして?どうして?」と聞く子供のように。












僕はどうしてだろう。

ナナと居るとものすごく心が穏やかになるんだ。

そのナナとの時間は、

昔、縁日で親にせがんで買ってもらったわたがしのように、

甘く、やわらかく、そして、一瞬にして溶けてしまう。














心地よい海風が吹いてきた。









ナナが  「ほら、空みあげてごらんよ♪きれーな青空だね」 と無邪気に空を見上げる。


僕は言われるがまま空を仰ぎ見る。




「まぶしいなぁ」



少し目を閉じて、風を感じて、太陽の陽を体中に受けてみる。




すると、僕は自分でも予想し得なかった得たいのしれない不安を覚えた。


’このまま目を閉じているとナナが僕の目の前から綿菓子のように

溶けていなくなってしまうんじゃないかと’



どうせ溶けていなくなってしまうのなら・・・・・・・


そんなことを考えながら、そっと目を開けた。


短編 / 19:29 / - / -